“おひかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追懸28.6%
追掛28.6%
追駈14.3%
背掛14.3%
追馳14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「早くよう。ヰクトルやあ。両方の耳に、追懸(おひかけ)のやうに附けるのだよ。」
薔薇 (新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
と大音(だいおん)あげ、追掛(おひかけ)しが忽(たちま)ちに雲(くも)起(おこ)り、真闇(まつくら)になり、大雨(たいう)降出(ふりいだ)し、稲光(いなびかり)烈(はげ)しく、大風(おほかぜ)吹(ふ)くが如(ごと)くなる音(おと)して座頭(ざとう)はいづくに行(ゆき)しやらむ——と言(い)ふのである。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
放(はな)れて追行(おひゆく)折柄(をりから)火附盜賊改(ひつけたうぞくあらた)めの組與力(くみよりき)笠原粂之進と云者手先兩人を引連(ひきつれ)て今此所を通り掛りけるが文右衞門拔身(ぬきみ)を振て久兵衞を追駈(おひかけ)行を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
追駈(おひかけ)昌次郎と途中にて行違ひと成り梅一人河原に待(まち)居たる所雲助風俗(ふうぞく)の者女を勾引(かどはか)し來り打叩くを傍(かたは)らにて梅は驚き迯出(にげいだ)す所を又其者梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引立行くにぞお專は狂氣(きやうき)の如く是は何故の御捕方と後(あと)背掛(おひかけ)て往きけるが役人傍へも寄せ付ねば詮方泣々我が家に歸り聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
飛出(とびいだ)しける故主は何事なるやと狼狽(うろたへ)ながら後より追馳(おひかけ)行しに其疾(はや)き事飛(とぶ)が如く勿々(なか/\)追着(おひつく)事能はず待ね/\と呼止(よびとむ)れど靱負は一向耳(みゝ)にも入ず足に任せて馳行(はせゆき)しが頓(やが)て海邊(うみべ)に到り波(なみ)の上を馳行(はせゆく)事陸地(くがち)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)