“おつかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追駈42.9%
追掛28.6%
追懸28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大聲おほごゑで『雲飛うんぴ先生せんせい、雲飛先生! さう追駈おつかけくださいますな、わづか四兩のかねで石を賣りたいばかりに仕たことですから』と、あだか空中くうちゆうひとあるごとくにさけるのに出遇であつた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「ぢや、追掛おつかけつて、れてくがいゝ」とあにが注意した。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かさの色が、又代助のあたまに飛び込んで、くる/\とうづいた。四つかどに、大きい真赤な風船玉を売つてるものがあつた。電車が急にかどまがるとき、風船玉は追懸おつかけて、代助のあたまに飛びいた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)