追附おっつ)” の例文
後悔をしても追附おっつかない。で、弦光のひとり寝の、浴衣をかさねた木綿広袖どてらくるまって、火鉢にしがみついて、肩をすくめているのであった。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これから小兼が半治に追附おっついて一つのお話に相成りますが、一寸ちょっと一と息つきまして又申し上げます。
甚「二十両なくっては追附おっつかねえので、うか二十両にね」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)