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押付
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おしつ
ふりがな文庫
“
押付
(
おしつ
)” の例文
といったが是は成程重たい訳、石の七輪や沢庵石や醤油樽が載っておりますから、当人は
押付
(
おしつ
)
けられる様な心持。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
美しい泥人形の多与里を
押付
(
おしつ
)
けられるよりは、まだしも三つに一つのプロバビリティの方が気が楽ですが、それでも、自分の狙っている小浪を手に入れる為には
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
早朝関翁以下
駅逓
(
えきてい
)
の人々に別を告げる。斗満橋を渡って、見かえると、谷を
罩
(
こ
)
むる
碧
(
あお
)
い
朝霧
(
あさぎり
)
の中に、関翁は此方に向い、
杖
(
つえ
)
の
頭
(
かしら
)
に両手を
組
(
く
)
んで其上に
額
(
ひたい
)
を
押付
(
おしつ
)
けて居られた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
寝台の上に顔を
押付
(
おしつ
)
けた。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
御三家筋から
押付
(
おしつ
)
けに貰わされた奥方は、相当美人ではあったが、やかましくて、気むずかしくて、その上、宏大な権力を振り廻して居たので、大膳正と
雖
(
いえど
)
も、うっかりした事は出来ず
奇談クラブ〔戦後版〕:10 暴君の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“押付”で始まる語句
押付放
押付婚礼