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浴後
ふりがな文庫
“浴後”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆあがり
60.0%
よくご
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆあがり
(逆引き)
暫
(
しば
)
し
浴後
(
ゆあがり
)
を涼みゐる貫一の側に、お静は
習々
(
そよそよ
)
と
団扇
(
うちは
)
の風を送りゐたりしが、
縁柱
(
えんばしら
)
に
靠
(
もた
)
れて、物をも言はず
労
(
つか
)
れたる彼の気色を
左瞻右視
(
とみかうみ
)
て
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
きみの前だが、その時タオルも棄てたから一糸も掛けない、
浴後
(
ゆあがり
)
の立姿だ。……私はうしろ向きさ。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
浴後(ゆあがり)の例文をもっと
(3作品)
見る
よくご
(逆引き)
仄
(
ほの
)
かに
硫黄
(
いおう
)
の
香
(
かおり
)
の残っている
浴後
(
よくご
)
の
膚
(
はだ
)
を
懐
(
なつか
)
しみながら、二人きりで冷いビールを
酌
(
く
)
み
交
(
か
)
わした。そのとき彼の口から、この事件の一切の
顛末
(
てんまつ
)
を聞くことが出来たのだった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
おつぎは
左手
(
ひだりて
)
に
持
(
も
)
ち
換
(
かへ
)
た
手
(
て
)
ランプを
翳
(
かざ
)
して
單衣
(
ひとへ
)
を
弄
(
いぢ
)
つては
浴後
(
よくご
)
のつやゝかな
顏
(
かほ
)
に
微笑
(
びせう
)
を
含
(
ふく
)
んだ。
勘次
(
かんじ
)
はおつぎの
顏
(
かほ
)
ばかり
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
た。さうして
其
(
そ
)
の
機嫌
(
きげん
)
が
恢復
(
くわいふく
)
しかけたのを
見
(
み
)
て
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
浴後(よくご)の例文をもっと
(2作品)
見る
浴
常用漢字
小4
部首:⽔
10画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“浴”で始まる語句
浴衣
浴
浴槽
浴室
浴客
浴衣地
浴衣姿
浴主
浴場
浴湯
“浴後”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
長塚節
幸田露伴
海野十三
泉鏡花