“浴湯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆ50.0%
ゆあみ25.0%
よくたう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花を墓に、墓に口を接吻(くちづけ)して、憂(う)きわれを、ひたふるに嘆きたる女王は、浴湯(ゆ)をこそと召す。浴(ゆあ)みしたる後(のち)は夕餉(ゆうげ)をこそと召す。この時賤(いや)しき厠卒(こもの)ありて小さき籃(かご)に無花果(いちじく)を盛りて参らす。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こうした長い浴湯(ゆあみ)からあがって、からだを拭えば、——奇(あ)やしや総身の皮膚が、キラキラと銀光を放つではないか。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
それから暑(あつ)い時(とき)には家(いへ)の後(うしろ)を流(なが)れて居(を)る清流(せいりう)で身體(からだ)を清(きよ)め、凉(すゞ)しい時(とき)には留守居(るすゐ)の水兵(すいへい)や日出雄少年(ひでをせうねん)が凖備(ようゐ)して呉(く)れる此(この)孤島(しま)には不相應(ふさうおう)に奇麗(きれい)な浴湯(よくたう)へ入(はい)つて、頓(やが)て樂(たの)しい夕食(ゆふしよく)も終(をは)ると