“不相應”の読み方と例文
新字:不相応
読み方割合
ふさうおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま苦勞くらうこひしがるこゝろづべし、かたちよくうまれたる不幸ふしやはせ不相應ふさうおうゑんにつながれていくらの苦勞くらうをさすることあはれさのまされども
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それからあつときにはいへうしろながれて清流せいりう身體からだきよめ、すゞしいときには留守居るすゐ水兵すいへい日出雄少年ひでをせうねん凖備ようゐしてれるこの孤島しまには不相應ふさうおう奇麗きれい浴湯よくたうはいつて、やがたのしい夕食ゆふしよくをはると
勘次かんじはおつぎに身體からだ不相應ふさうおう仕事しごとをさせてることをつてる。それで自分じぶんあさ屹度きつとさききてかまどしたける。ときつかれた少女せうぢよはまだぐつたりと正體しやうたいもなくまくらからこけてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)