容儀すがた)” の例文
朝鴉あさがらすはやくな鳴きそ吾背子が朝けの容儀すがた見れば悲しも」(巻十二・三〇九五)等の例があるが、家持のには家持の領域があっていい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
飼飯けひの浦に寄する白浪しくしくに妹が容儀すがたはおもほゆるかも」(巻十二・三二〇〇)、「飫宇海おうのうみの河原の千鳥汝が鳴けばわが佐保河さほかはのおもほゆらくに」(巻三・三七一)の如きがあって
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)