“ようぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
容儀50.0%
容疑12.5%
楊儀12.5%
幼儀12.5%
楊岐12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げにや榮華は夢かまぼろしか、高厦かうか十年にして立てども一朝の煙にだも堪へず、朝夕玉趾ぎよくし珠冠しゆくわん容儀ようぎたゞし、參仕さんし拜趨はいすうの人にかしづかれし人、今は長汀ちやうていの波にたゞよひ、旅泊りよはくの月に跉跰さすらひて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
その容疑ようぎのもとは、中内工学士なかうちこうがくし場合ばあいていて、金魚屋きんぎょや老人ろうじんとのあいだ貸借関係たいしゃくかんけいがあり、裁判沙汰さいばんざたまでおこしたという事実じじつからである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
青流亭せいりゅうてい女将おかみ進藤富子しんどうとみこも、工学士こうがくし中内忠なかうちただしも、刈谷音吉かりやおときち毒殺犯人どくさつはんにんとしての容疑ようぎは、かなり濃厚のうこうだとてよいのだろう。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
苟安こうあんの身はすぐ断刑の武士たちへ渡された。長史楊儀ようぎは、彼が斬られることになったと聞いて、大急ぎで孔明のところへ来て諫めた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊儀ようぎ姜維きょういの両将は、物見を放って、しばらく行軍を見合わせていた。道はすでに有名な桟道さんどう嶮岨けんそに近づいていたのである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幼儀ようぎ雑箴ざっしん二十首を読めば、りつこうしんより、げんどういんしょく等に至る、皆道にたがわざらんことを欲して、而して実践躬行底きゅうこうていより徳を成さんとするの意、看取すべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
楊岐乍住屋壁疎 楊岐ようぎはじめて住するや屋壁おくへきまばらにして
僧堂教育論 (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)