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苟安
ふりがな文庫
“苟安”の読み方と例文
読み方
割合
こうあん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうあん
(逆引き)
その奉行は都尉
苟安
(
こうあん
)
という男だったが、酒好きのため、途中でだいぶ遊興に日を怠り、日限を十日余りも遅れてやっと
祁山
(
きざん
)
に着いた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが一般に認識はややともすれば懶惰で
苟安
(
こうあん
)
に走る性質を持つから、そうした懶惰な認識に仮睡を与えることが道義的感触の役目となる。
現代日本の思想対立
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
唯目前の
苟安
(
こうあん
)
を謀るのみ、戰の一字を恐れ、政府の本務を墜しなば、商法支配所と申すものにて更に政府には非ざる也。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
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(9作品)
見る
“苟安”の解説
苟 安(こう あん)は、中国の通俗歴史小説『三国志演義』に登場する架空の人物。
蜀漢の李厳に仕える都尉として、『演義』第100回に登場。前線で戦う諸葛亮のために、永安から兵糧を送り届ける任務に与ったが、苟安は酒に飲み耽って日限を10日も過ぎてしまう。しかも、「敵に兵糧を奪われてはならないと考えた」と言い訳したため、諸葛亮は怒り、これを斬首に処そうとする。しかし楊儀が、「李厳が兵糧を送ってこなくなる」と諌めたため、死刑から罰棒80回に減じられている。
(出典:Wikipedia)
苟
漢検1級
部首:⾋
8画
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“苟安”で始まる語句
苟安自適
検索の候補
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苟且偸安
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