“妹君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもぎみ30.0%
いもとぎみ30.0%
まいくん20.0%
シスタア20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妹君いもぎみの登子さまを、ぜひ高氏どのにもらってほしいと、守時様直々に、この憲房へ、折入ってのおはなしなので」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春枝夫人はるえふじんわたくし後方うしろに、愛兒あいじをしかといだきたるまゝ默然もくねんとしてことばもない、けれど流石さすが豪壯がうさうなる濱島武文はまじまたけぶみつま帝國軍人松島海軍大佐ていこくぐんじんまつしまかいぐんたいさ妹君いもとぎみほどあつて、ちつと取亂とりみだしたる姿すがたのなきは
「何、何。取逃がしたとか。さりとは気弱な。さあ続いてこい。妹君まいくんの叱咤など何か怖れん。こちらは呉侯の直命をうけて来たのだ。否やをいわばお首にしても!」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いやその、何です、今話した渡邊の家で紹介されたんです。渡邊の妹君シスタアと親友なんださうで、偶然同じ家に泊つた譯なんです。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)