“妹御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもとご53.8%
いもうとご46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東浦賀で侠客のきこえを取った山三郎殿のお妹御いもとごを女房に申受けたいなどと大それたことを申される手前身の上で無いを御存じは無かろうと
妹御いもとごさまは数ある客人のなかで、立派なおさむらい様と深いおなじみ……。やがては奥方に御出世なさろうも知れませぬ。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すると、この大黒が出来上がって間もなく、妹御いもうとごのお綾さんが、時の大官大隈重信しげのぶという人の処へ貰われて大変に出世をされた。
またいつか御恩返しのできる事もありましょう。……それではこれで御免くださいまし。お妹御いもうとごにもどうか着物のお礼をくれぐれもよろしく
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)