“いもうとご”の漢字の書き方と例文
語句割合
妹御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賀古氏も緒方氏にも妹御いもうとごがおありなので、卒業後兄に縁談のあった時に、「あんなに仲よくしていたのだから、どちらの方でももらって、ほんとの親戚しんせきになったらよかろうに」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
十日でも二十日でも身動きが出来ねえ、然うすりゃア年をとったお母様ふくろさまはじめ妹御いもうとごも心配だ、其の心配を掛けさせくねえからねえ、然う云う馬鹿があるめえものでもねえのサ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
妹御いもうとごのおいちどのを助けだしておいてから、殿にお腹をめさせようと云う所存であろうと申す者もあり、評議はまち/\でござりましたが、ながまさ公は使者にたいめんあそばして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)