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妹御
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いもうとご
ふりがな文庫
“
妹御
(
いもうとご
)” の例文
すると、この大黒が出来上がって間もなく、
妹御
(
いもうとご
)
のお綾さんが、時の大官大隈
重信
(
しげのぶ
)
という人の処へ貰われて大変に出世をされた。
幕末維新懐古談:51 大隈綾子刀自の思い出
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
またいつか御恩返しのできる事もありましょう。……それではこれで御免くださいまし。お
妹御
(
いもうとご
)
にもどうか着物のお礼をくれぐれもよろしく
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「
口
(
くち
)
が
裂
(
さ
)
けてもいうじゃァねえぞ。——
南御町奉行
(
みなみおまちぶぎょう
)
の、
信濃守様
(
しなののかみさま
)
の
妹御
(
いもうとご
)
のお
蓮様
(
れんさま
)
は、
浜村屋
(
はまむらや
)
の
日本
(
にほん
)
一の
御贔屓
(
ごひいき
)
なんだ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
賀古氏も緒方氏にも
妹御
(
いもうとご
)
がおありなので、卒業後兄に縁談のあった時に、「あんなに仲よくしていたのだから、どちらの方でも
貰
(
もら
)
って、ほんとの
親戚
(
しんせき
)
になったらよかろうに」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
十日でも二十日でも身動きが出来ねえ、然うすりゃア年をとったお
母様
(
ふくろさま
)
はじめ
妹御
(
いもうとご
)
も心配だ、其の心配を掛けさせ
度
(
た
)
くねえからねえ、然う云う馬鹿があるめえものでもねえのサ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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妹御
(
いもうとご
)
のおいちどのを助けだしておいてから、殿にお腹をめさせようと云う所存であろうと申す者もあり、評議はまち/\でござりましたが、ながまさ公は使者にたいめんあそばして
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
妹
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
“妹御”で始まる語句
妹御様