妹君まいくん)” の例文
「何、何。取逃がしたとか。さりとは気弱な。さあ続いてこい。妹君まいくんの叱咤など何か怖れん。こちらは呉侯の直命をうけて来たのだ。否やをいわばお首にしても!」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰かそれを支えているものがないとたちまち倒れそうで痛みを感ずるというので妹君まいくんが手を添えておられたがその手が少しでも動くとたちまち大叫喚が始まるのであった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)