“いもぎみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
妹君100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妹君いもぎみの登子さまを、ぜひ高氏どのにもらってほしいと、守時様直々に、この憲房へ、折入ってのおはなしなので」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
好んで、登子の君が嫁ぐものかよ。——特に、北条一族中でも、かがやかしい歴々のお家柄たる赤橋殿の妹君いもぎみ
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや思えば以前、聞いていないこともなかった。赤橋どのの妹君いもぎみは、いかなる人へ嫁ぐであろう。あの女性にょしょう
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、まもなく、北条一族たる赤橋殿の妹君いもぎみを、おもらいになると聞いては、兄者人の御真意も、わからなくなりました。政略結婚、よくある手です。でも、置文を見て、涙をそそいだ兄者人。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも、赤橋殿の妹君いもぎみむかえ、いまは御一族でございますのに」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おう、お妹君いもぎみで」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)