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娶
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よめ
ふりがな文庫
“
娶
(
よめ
)” の例文
縮をおる処のものは
娶
(
よめ
)
をえらぶにも縮の
伎
(
わざ
)
を第一とし、
容儀
(
ようぎ
)
は
次
(
つぎ
)
とす。このゆゑに親たるものは娘の
幼
(
おさなき
)
より此
伎
(
わざ
)
を
手習
(
てならは
)
するを第一とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それより生ずる道徳の頽敗寒心すべきもの多しとて、広く
娶
(
よめ
)
入り盛りの女や、その両親に
諭
(
さと
)
した親切至れる訓誡の書だ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「
俺
(
お
)
ら
見
(
み
)
てえな
婆
(
ばゞあ
)
はどうで
此
(
こ
)
れから
娶
(
よめ
)
にでも
行
(
い
)
くあてがあんぢやなし、
構
(
かま
)
あねえこたあ
構
(
かま
)
あねえがな」といつて
笑
(
わら
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これより東方の各地にも、『能登国名跡志』に
珠洲
(
すず
)
郡高屋村の
娶
(
よめ
)
グリこの沖三里にあり、低き島にて磯よりは見えかぬるなり。磁石島にて鉄を吸うといい、船固く戒めて一里四方には近よらずとある。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そら
娶
(
よめ
)
が出た。くるたびによめが出ない事はない。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
此
神
(
かみ
)
の氏子、堀の内にて
娶
(
よめ
)
をむかへ又は
壻
(
むこ
)
をとりたるにも、
神勅
(
しんちよく
)
とて
壻
(
むこ
)
に水を
賜
(
たまは
)
る、これを
花水祝
(
はなみづいは
)
ひといふ。毎年正月十五日の
神㕝
(
じんじ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其
(
そ
)
の
内
(
うち
)
に
彼
(
かれ
)
は
娶
(
よめ
)
をとつて
小
(
ちひ
)
さな
世帶
(
しよたい
)
を
持
(
も
)
つて
稼
(
かせ
)
ぐことになつた。
娶
(
よめ
)
は
間
(
ま
)
もなく
懷姙
(
くわいにん
)
したが
胎兒
(
たいじ
)
は
死
(
し
)
んでさうして
腐敗
(
ふはい
)
して
出
(
で
)
た。
自分
(
じぶん
)
も
他人
(
ひと
)
も
瘡
(
かさ
)
ツ
子
(
こ
)
だといつた。二三
人
(
にん
)
生
(
うま
)
れたがどれも
發育
(
はついく
)
しなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
之
(
これ
)
が
吉瑞
(
きちずゐ
)
と
成
(
なり
)
けん、此年此家の
娶
(
よめ
)
初産
(
うひざん
)
に
男子
(
なんし
)
をまうけ、やまひもなくておひたち、三ツのとし
疱瘡
(
はうさう
)
もかろくして今年七ツになりぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
娶
漢検1級
部首:⼥
11画
“娶”を含む語句
娶合
嫁娶
不娶
再娶
未娶前