“錺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざり93.3%
かざ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この間から、それが紛失して、かざり屋へ頼んでは居るが、お屋敷方の用事となると、うるさがつて、容易には來てくれないのぢやよ」
番頭は下へ降りて行ったが、やがて引っ返して来て、去年の暮の二十八日に隣りちょうの豊吉というかざり職人が一度たずねて来たのを女中の一人が知っている。
半七捕物帳:28 雪達磨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こういうわけで、彼はその夜のうちに召し捕られてしまった。賊は浅草観音のそばに住んでいるかざり職人で、家には母もあり、妻子もある。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)