“銀磨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんみが60.0%
ぎんみがき40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小太刀かと見えたが、それは銀磨ぎんみがきの十手である。もぎりへすべりこんだ孫兵衛のやいばが、鏘然しょうぜんとして火を降らした。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銀磨ぎんみがき朱房の十手は、平次の手にキラリと光りました。
鋼鉄のような冷たい宣言と共に、岡っ引共の手にキラリと光る銀磨ぎんみがきの十手、群衆はもう生きた心地もありません。
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
万太郎の右足が上がって、雪踏せったの裏でカラリッと大地へ落とされた物を見ると、それは銀磨ぎんみがききの丸棒にりの打った鉢割という武器で、やはり捕物道具のひとつ。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)