“外廓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そとぐるわ42.9%
がいかく42.9%
そとがわ9.5%
ぐわいくわく4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、少女の摩耶を連れ、西の丸から広い外廓そとぐるわへ出、まだ工事中の玉造口たまつくりぐちの城門を出て、ぶらりと、ここへ来てしまったものなのだ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その外廓がいかくは、こう軍艦の形にして、船の側の穴の処に眼鏡をめたので、容堂公のを模して足らないのを駒形の眼鏡屋がりました。
江戸大城の関門とも言うべき十五、六の見附みつけをめぐりにめぐる内濠うちぼりはこの都会にある橋々の下へ流れ続いて来ている。その外廓そとがわにはさらに十か所の関門を設けた外濠そとぼりがめぐらしてある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
平次の話は廻りくどいやうですが、事件の外廓ぐわいくわくをピシピシときめて行かうとする樣子です。