“玉造口”の読み方と例文
読み方割合
たまつくりぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、少女の摩耶を連れ、西の丸から広い外廓そとぐるわへ出、まだ工事中の玉造口たまつくりぐちの城門を出て、ぶらりと、ここへ来てしまったものなのだ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うつたへける是によつひがし町奉行鈴木飛騨守殿ひだのかみどのへも御相談ごさうだんとなり是より御城代ごじやうだい堀田相模守殿へ御屆おんとゞけに相成ば御城代は玉造口たまつくりぐち御加番ごかばん植村土佐守殿京橋口の御加番戸田大隅守殿おほすみのかみどのへも御相談となりしが先年松平まつだひら長七郎殿のれいもあり迂濶うくわつには取計とりはからひ難し先々町奉行所へ呼寄よびよせとく相調あひしらべ申べしと相談さうだんけつし御月番なれば西町奉行松平日向守ひうがのかみ殿は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
玉造口たまつくりぐちから河内路かわちじへふみ出して、鴫野しぎのへくると周馬は茶店で一服した。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)