“磨(ひ)” の例文
愚民嗷語(ごうご)して、われは神を信ぜず、麦粉と水と塩を信ずと言い、僧に向かいて汝自身の祈祷一俵を磨場(つきや)に持ち往き磨(ひ)いて粉にして朝食を済ませよなど罵りしに同じ。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
「はい。ありがたい事に達者で——針も持ちます、苧(お)もうみます、御団子(おだんご)の粉(こ)も磨(ひ)きます」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「君の腕は昔から太いよ。そうして、いやに黒いね。豆を磨(ひ)いた事があるのかい」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)