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寝台
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ベツド
ふりがな文庫
“
寝台
(
ベツド
)” の例文
旧字:
寢臺
寝台
(
ベツド
)
の様子で見ると、一刻前に起き出て、取り散らかつたまゝの様子だつたから、直ぐに現はれるであらう——何時も彼女は自分で寝具を
風媒結婚
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
礼子 あらまあ、さう云へば、お兄さまの
寝台
(
ベツド
)
は、うちが掠奪しちやつたわけね。
歳月
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「どうぞ」と云ひながら椅子をすゝめた儘、自分は
寝台
(
ベツド
)
の
向側
(
むかふがは
)
へ
回
(
まは
)
つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
寝台
(
ベツド
)
に倒れたまゝ稍暫らく風に吹かれながら空を見あげて歌などうたつてゐる様子であつたが、間もなく起きあがるとタオルを羽織つてバスへ出て行つた。
風媒結婚
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「僕は今夜、かうして起きてゐるから、君、その
寝台
(
ベツド
)
へやすみたまへ」
泉
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
▼ もっと見る
寝台
(
ベツド
)
の上に
敷
(
し
)
いた蒲団を見ると
真白
(
まつしろ
)
である。
上
(
うへ
)
へ掛けるものも
真白
(
まつしろ
)
である。それを
半分
(
はんぶ
)
程
斜
(
はす
)
に
捲
(
は
)
ぐつて、
裾
(
すそ
)
の方が
厚
(
あつ
)
く見える所を、
避
(
よ
)
ける様に、女は窓を
背
(
せ
)
にして腰を掛けた。足は
床
(
ゆか
)
に届かない。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その上窓の横幅と
寝台
(
ベツド
)
の長さが殆ど同じであるから、その寝相までが手にとる如く見えるのである。
風媒結婚
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
慌てて
寝台
(
ベツド
)
を降りると、
夜着
(
ピヂヤマ
)
の上に外套を羽織つて、お茶の仕度にとりかかつた。
海路
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
“寝台”の意味
《名詞》
(ねだい、しんだい)布団や枕を置いて寝るための台。ベッド。
(しんだい)夜行列車や船などで料金を支払うことにより乗客が利用できるベッド設備。また寝台車、寝台列車の略。
(出典:Wiktionary)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“寝台”で始まる語句
寝台車掌
寝台自動車
寝台棚
寝台車
寝台掛布