寝呆ねほう)” の例文
旧字:寢呆
二六時中、頭のなかが冴えかえり、およそ寝くたれるの寝呆ねほうけるのということのない眼のさといひとだから、気づかれずにぬけだすなどは、出来ない相談である。しかし、このほうも間もなく解決した。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)