“ひじつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肱突40.0%
肘突20.0%
肘衝20.0%
肱附20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その手前に肱突ひじつき椅子いすあり。
「糸公か。あいつは、から赤児ねんねだね。しかし兄思いだよ。狐の袖無ちゃんちゃんを縫ってくれたり、なんかしてね。あいつは、あれで裁縫が上手なんだぜ。どうだ肱突ひじつきでもこしらえてもらってやろうか」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
僕の家の机の上にはふくよかな肘突ひじつきがあるが、その肘突の赤と黒との縮緬ちりめんの下に入っているものは、実は僕が関係した女たちから、コッソリ引き抜いてきた……
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そんならと云って、小切れで肘衝ひじつきでも縫って上げたら、岡田さんにはおぼこ娘の恋のようで可笑おかしいと思われよう。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
思わず、そこへ、日向にのぼせた赤い顔の皺面しわづらで、鼻筋の通ったのを、まともに、のしかかって、ハタとける、と、さっと映るは真紅の肱附ひじつき
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)