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片肘
ふりがな文庫
“片肘”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かたひじ
80.8%
かたひぢ
19.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたひじ
(逆引き)
○机の上に
片肘
(
かたひじ
)
をついて煙草を吹かしながら、私は書き物に疲れた眼を置時計の針に遊ばせてゐた。さうしてこんな事を考へてゐた。
歌のいろ/\
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「どなた? ……」医家の尊厳を保つために、机の前へ帰って、
片肘
(
かたひじ
)
を乗せ、「ご病気でござるか、
診
(
み
)
て進ぜよう、さあお上がりなされ」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
片肘(かたひじ)の例文をもっと
(21作品)
見る
かたひぢ
(逆引き)
お銀ちやんは、ちやぶ臺の上へぐたりと
片肘
(
かたひぢ
)
をつき、その上へ、平つたい濁つた顏を載せて、おきみと周三を代る/″\ヂロ/\と見守つてから
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
富岡は壁に
凭
(
もた
)
れて、長い膝小僧を抱いた。ゆき子は蒲団に
片肘
(
かたひぢ
)
ついて横坐りになると、ジャケツの胸の上から大きなまるい乳房を、
叩
(
たゝ
)
くやうにして
掻
(
か
)
いてゐる。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
片肘(かたひぢ)の例文をもっと
(5作品)
見る
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
肘
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足
“片肘”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
イワン・ツルゲーネフ
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
徳永直
木下尚江
下村千秋
フランツ・カフカ
素木しづ
エドガー・アラン・ポー
吉川英治