“ズール”の漢字の書き方と例文
語句割合
兀鷹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中には十四、五歳、頭は兀鷹ズール族特有の椰子やしの油で固めた尖った縮れ毛をして、毒矢をたずさえた少年の眼が愛らしく私に映った。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
文中記載のゴリラを生獲いけどりしてこの一行に持ち込んだらしい剽悍ひょうかん兀鷹ズール族の一隊というのは、その千八百哩の彼方密林中に住んでいた土人種族にしても
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ともかく一同は狂喜してさっそくこの獰猛な珍客に、アガミの教えてくれたとおりマフチャズという兀鷹ズール族の名前を与えた。マフチャズというのは「遠来の友」という意味の言葉だそうな。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)