“生獲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いけど75.0%
いけどり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この次ぎから、必ず召し捕れ。よいか、召し捕るのじゃぞ。召し捕る……つまり生獲いけどりじゃ。殺してはならぬ」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ナニそりゃア真黒まっくろに面を塗って頬冠ほっかぶりをしてナ、丹波の国から生獲いけどりましたと云う荒熊あらくまの様な妙な面になってきゃア仮令たとえ面を見られたって分りゃアしねえから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
文中記載のゴリラを生獲いけどりしてこの一行に持ち込んだらしい剽悍ひょうかん兀鷹ズール族の一隊というのは、その千八百哩の彼方密林中に住んでいた土人種族にしても
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
……そして見上げるようなゴリラの身長は七フィートインチ、北西バンバデンガ境ムーラ河のほとりで深い陥し穴の中へ落ちていたのを、十四、五人の死傷者を出してやっと生獲いけどりしたのだということであった。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)