“放鷹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうよう75.0%
たか12.5%
はうよう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、春秋十数年の後——但馬守の跡をついで将軍師範であった十兵衛三厳みつよしは、ある年、郷里の柳生にあって、野外に放鷹ほうよう中、忽然こつぜんと、急病で死んだ。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとりは、左のこぶし放鷹たかを据え、獲物を入れる網ぶくろを、大小と反対のほうへげ、うしろに、はしこそうな茶いろの猟犬をつれていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
申樂さるがくの者が度々急使を以て召され、又放鷹はうようの場では旅人までが往來を禁ぜられるたぐひである。忠之が江戸からの歸に兵庫の宿で、世上の聞えをも憚らずに、傀儡女くぐつめを呼んだこともある。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)