“はうよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抱擁60.0%
放鷹20.0%
法用20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例へば、亜剌比亜アラビア人の形容を其儘そのまま翻訳して居るのに非常に面白いものがある。男女の抱擁はうようを「ボタンが釦のあなに嵌まるやうに一緒いつしよになつた」とじよしてある如き其の一つである。
申樂さるがくの者が度々急使を以て召され、又放鷹はうようの場では旅人までが往來を禁ぜられるたぐひである。忠之が江戸からの歸に兵庫の宿で、世上の聞えをも憚らずに、傀儡女くぐつめを呼んだこともある。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
貸金かしきんとりたて、みせへの見廻みまわり、法用はうようのあれこれ、つき幾日いつか説教日せつけうびさだめもあり帳面ちやうめんくるやらけうよむやらくては身體からだのつゞきがたしと夕暮ゆふぐれの縁先ゑんさきはなむしろをかせ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)