“ほうよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抱擁80.9%
放鷹12.8%
包擁4.3%
苞葉2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなことを繰り返して、互いの心を傷つけあったあとでは、しかし、きまって、力一ぱい、三分間も、つづけて抱擁ほうようしあうのが常でした。
華やかな罪過 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
赤沢加賀守は、放鷹ほうようの名人として、また、鷹をよく飼う名家として、その頃、著名な人だった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて庭を横切って、寺の門を出るや否や、公使を包擁ほうようした兵卒は駆歩かけあしに移って港口へ走った。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
梢枝しょうしには苞葉ほうようがあって、その苞腋ほうえきに一りんずつの小さい白花が咲くから、緑色の草中にあってちょっと目につく。花のもとの緑萼りょくがくは五尖裂せんれつし、花冠かかん高盆形こうぼんけい花面かめんれつ輻状ふくじょうをなしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)