“包擁”の読み方と例文
読み方割合
ほうよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前者は人種、土地、教理、名称等の相違に留意することなく、その博大なる胸裡きょうりに、地上一切の人類を包擁ほうようせずんば止まぬ。彼は対者の意見などには頓着せぬ。
さて庭を横切って、寺の門を出るや否や、公使を包擁ほうようした兵卒は駆歩かけあしに移って港口へ走った。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)