“包帯”の読み方と例文
読み方割合
ほうたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、痛々しい自分の頭の包帯ほうたいにびっくりしてしまって、とうとう自分の顔から自分の若さを読みとる余裕よゆうがなかった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
カピが老兵ろうへいの役をやっているときは、目の上に包帯ほうたいをしてやる。最後さいごにいやがるジョリクールに大将たいしょう軍服ぐんぷくを着せる。これがなによりいちばんやっかいな仕事であった。
或朝、この監獄の表門が、ぎしぎしと左右に開かれ、中から頭に包帯ほうたいした一人の東洋人らしい男が送り出された。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)