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だきかゝ
ふりがな文庫
“だきかゝ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
抱擁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱擁
(逆引き)
吉野は、濡れに濡れて
呼吸
(
いき
)
も絶えたらしい新坊の體を、無造作に
抱擁
(
だきかゝ
)
へて川原に引返した。其處へ、騷ぎを聞いて通行の農夫が一人、提灯を下げて降りて來た。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
鍬
(
くは
)
を担いで行くものもあり、俵を背負つて行くものもあり、中には
乳呑児
(
ちのみご
)
を
抱擁
(
だきかゝ
)
へ乍ら足早に家路をさして急ぐのもあつた。秋の
一日
(
ひとひ
)
の烈しい労働は
漸
(
やうや
)
く終を告げたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
拠
(
よんどころ
)
なく丑松は送り届けることにして、ある時は右の腕で敬之進の
身体
(
からだ
)
を支へるやうにしたり、ある時は肩へ
取縋
(
とりすが
)
らせて
背負
(
おぶ
)
ふやうにしたり、ある時は
抱擁
(
だきかゝ
)
へて一緒に釣合を取り乍ら歩いた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
だきかゝ(抱擁)の例文をもっと
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