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抱擁
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はうよう
ふりがな文庫
“
抱擁
(
はうよう
)” の例文
このごろの富岡は、眼には落ちつきがなく、邦子を愛撫し、
抱擁
(
はうよう
)
してゐても、突然その動作を打ち切つて深く溜息をつくやうになつてゐた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
例へば、
亜剌比亜
(
アラビア
)
人の形容を
其儘
(
そのまま
)
翻訳して居るのに非常に面白いものがある。男女の
抱擁
(
はうよう
)
を「
釦
(
ボタン
)
が釦の
孔
(
あな
)
に嵌まるやうに
一緒
(
いつしよ
)
になつた」と
叙
(
じよ
)
してある如き其の一つである。
リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すると、その隙間からはすぐ、日の光が投げつけるやうに、押し寄せるやうに、沁み渡るやうに、あの枯木に等しい薔薇の枝に降り
濺
(
そそ
)
いだ。薔薇を
抱擁
(
はうよう
)
する
日向
(
ひなた
)
は追々と広くなつた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
“抱擁”の意味
《名詞》
抱 擁(ほうよう)
(親しみや愛情を持って)だきかかえること。
(出典:Wiktionary)
“抱擁(ハグ)”の解説
ハグ(huggingあるいはhug)または抱擁(ほうよう)とは、腕で(誰かを)抱きしめること 。幼児語では「ぎゅう」とも。
(出典:Wikipedia)
抱
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
擁
常用漢字
中学
部首:⼿
16画
“抱擁”で始まる語句
抱擁性