“三厳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつよし50.0%
みつとし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分たち四人兄弟のうちでも、兄の十兵衛三厳みつよしをのぞいては、次男の刑部友矩ぎょうぶとものりにも、四男の右門義春にも、負けはしない。劣っている自分ではない。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十時隼人というのは仮名だった、あれは柳生家の十兵衛三厳みつよしどのだというぞ。
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
この日、十兵衛三厳みつとしもおり、おいの柳生兵庫も待ち、ほか柳生の四高足といわれる木村助九郎、村田与三、出淵平八、庄田孫兵衛などもみな居合せて
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柳生旅日記で聞えている十兵衛三厳みつとしは、寛永三年の十月、二十歳の時、家光の御前を退いて即座にもとどり
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)