“角鷹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くまたか66.7%
つのたか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四国阿波あわの国第一の峻峰しゅんぽう、つるぎさんいただきから一羽の角鷹くまたかが、バタバタバタと翼を鳴らして斜めに飛び、やがて、模糊もことしたかすみの底へ沈んで行った。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
角鷹くまたかのようにあなたの命の根をつつく1635
身拵みごしらえも宵とはちがって、草鞋わらじをはき、はかますそを巻きくくり、大太刀を横ざまに帯びて、角鷹つのたかのようなけわしい眼をあたりへ払っている様子——見るからに殺伐さつばつな血のにおいをすぐ思わせる扮装いでたちなのだ。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)