“いんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:インコ
語句割合
鸚哥89.5%
秦吉了10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、檀那寺(だんなでら)に頼んで、新しく戒名を附けて貰ふ事にした。お寺の坊さんはけばけばしい色の法衣(ころも)を引掛けて、鸚哥(いんこ)のやうな風をしてやつて来た。
が、其処へはいるや否や、雲雀(ひばり)、目白、文鳥、鸚哥(いんこ)、——ありとあらゆる小鳥の声が、目に見えない驟雨(しゅうう)か何かのように、一度に私の耳を襲った。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
檐(のき)に高く弔(つ)ってある鸚鵡(おうむ)や秦吉了(いんこ)の籠(かご)、下に置き並べてある白鳩(しらはと)や朝鮮鳩の籠などを眺めて、それから奥の方に幾段にも積み畳(かさ)ねてある小鳥の籠に目を移した。
雁 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そこには例の鰐の外に、秦吉了(いんこ)や鸚鵡が置いてある。それから壁に食つ付けてある別な籠に猿が幾疋か入れてある。戸を這入つて、直ぐ左の所に、浴槽(ゆぶね)に多少似てゐる、大きいブリツキの盤がある。