“いんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:インコ
語句割合
鸚哥88.2%
秦吉了11.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つの檻には鸚哥いんこがいた。
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
七月やおかめ鸚哥いんこの啼き叫ぶ妾宅の屋根の草に雨ふる
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
庭へ廻ると、廊下の隅に吊るした鸚哥いんこの籠の前にふき子が立っている。
明るい海浜 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そばに桃色鸚哥いんこが木の枝にくちばしをひっかけてぶらさがっていた。
島守 (新字新仮名) / 中勘助(著)
さて吾輩在外の頃は、いずれの動物園でも熱地産の猴や鸚哥いんこを不断人工で熱した室に飼ったが、近時はこれを廃止し食物等に注意さえすれば、温帯寒暑の変りに馴染なじみ、至って健康に暮すという。
末造は今でも残っているこの店の前に立ち留まって、のきに高くってある鸚鵡おうむ秦吉了いんこかご、下に置き並べてある白鳩しらはとや朝鮮鳩の籠などを眺めて、それから奥の方に幾段にも積みかさねてある小鳥の籠に目を移した。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)