“やまがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山雀97.6%
山陵鳥2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小禽とは、すずめ山雀やまがら四十雀しじふから、ひは、百舌もず、みそさざい、かけす、つぐみ、すべて形小にして、力ないものは、みな小禽ぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
うぐいす山雀やまがら、目白、文鳥、十姉妹じゅうしまつなどの籠の上に載っていたウソをその時はじめて詳しく観察した。さっきの声はそのウソの鳴音だったのである。
木彫ウソを作った時 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
わずか咫尺しせきを弁じ得る濃い白雲の中を、峰伝いに下っては登り登っては下って行く。四十雀や山陵鳥やまがらが餌をあさりながら猿麻桛の垂れ下った樹間に可憐な音をころがしつつ遊んでいる。
茸をたずねる (新字新仮名) / 飯田蛇笏(著)