“十姉妹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうしまつ85.7%
じふしまつ14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また数日たって後の雪のふる日、ある婦人がその飼っていた十姉妹じゅうしまつの四羽とも一度に死にかかったのを手のひらへのせて一生懸命火鉢ひばちで暖めていた。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
うぐいす山雀やまがら、目白、文鳥、十姉妹じゅうしまつなどの籠の上に載っていたウソをその時はじめて詳しく観察した。
木彫ウソを作った時 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
千種十次郎が斯う言った時は、二人は日比谷公園のロハ台の上へ、二羽の十姉妹じゅうしまつのように押し並んで居りました。
女記者の役割 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
この頃家に十姉妹じゅうしまつを飼うようになってから、その小さな目を見るたびに、いつでも私はあの時のことを想い出す。
「おい、お前は反対やそうなが、こうなったら背に腹は換えられんさかい、どうせ、肥代にも足らん金や、繭の金で小鳥飼おうと思うのや、今、流行ってる十姉妹じゅうしまつな、あれにめたんや」
十姉妹 (新字新仮名) / 山本勝治(著)
入口の三疊には、八五郎がフン反り返つて寢てをり、次の部屋には、三人娘が十姉妹じふしまつのやうに寄り添つてゐるとすると、お葉はその隣りの、窓がたつた一つしかない四疊半の部屋に寢てゐて、格子からでももぐらなければ、外へ出る工夫はなかつた筈です。