“じゅうしまつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
十姉妹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おい、お前は反対やそうなが、こうなったら背に腹は換えられんさかい、どうせ、肥代にも足らん金や、繭の金で小鳥飼おうと思うのや、今、流行ってる十姉妹じゅうしまつな、あれにめたんや」
十姉妹 (新字新仮名) / 山本勝治(著)
また数日たって後の雪のふる日、ある婦人がその飼っていた十姉妹じゅうしまつの四羽とも一度に死にかかったのを手のひらへのせて一生懸命火鉢ひばちで暖めていた。見ると、もう全く冷たくなってしまっている。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
紅雀や十姉妹じゅうしまつが彼の姿に向って羽搏いた。じっと眺めていたが
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)