“乳姉妹”の読み方と例文
読み方割合
ちきょうだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お梶さんは文夫さんのお母様とは乳姉妹ちきょうだいで、また文夫さんの乳母でもありましたので、今は文夫さんに仕えるような心持ちで、心から綾子さんを大事にして居ました。
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
と思うばかりで、何故なぜと云う次第は民也にも説明は出来ぬと云う。——にしろ、のがれられないあいだと見えた。孰方どっちか乳母ので、乳姉妹ちきょうだい。それともあによめ弟嫁おとよめか、かたき同士か、いずれ二重ふたえの幻影である。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)