“闌更”の読み方と例文
読み方割合
らんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蕪村ぶそんの句には牡丹の趣がある。闌更らんこうの句は力は足らんけれどもやはり牡丹のやうな処がある。梅室ばいしつなども俗調ではあるが、松葉牡丹まつばぼたん位の趣味が存して居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
それはたしか闌更らんこうの句であったかと記憶します。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
太祇蕪村一派の諸家その造詣ぞうけいの深さ測るべからざる者あり。暁台きょうたい闌更らんこう白雄しらおらの句つい児戯じぎのみ。(五月二日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)