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闌
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タ
ふりがな文庫
“
闌
(
タ
)” の例文
また
一時
(
イツトキ
)
、
盧堂
(
イホリドウ
)
を𢌞つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小晝
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居處にも、ほつとりと感じられて來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
山の瀬は み冬澄みつゝ日の光りきびしく
闌
(
タ
)
けて、荒き川牀
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
また
一時
(
イツトキ
)
、
廬堂
(
イホリダウ
)
を𢌞つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小晝
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居處にも、ほつとりと感じられて來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
また
一時
(
イツトキ
)
、
廬堂
(
イホリダウ
)
を廻つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小昼
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居処にも、ほつとりと感じられて来た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「
巌岩
(
イソ
)
の
上
(
ウヘ
)
に生ふる
馬酔木
(
アシビ
)
を」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春も
闌
(
タ
)
け初めた頃だと知つた。おれの
骸
(
ムクロ
)
が、もう
半分融
(
ト
)
け出した時分だつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
かうつと——姉御が、墓の戸で哭き
喚
(
ワメ
)
いて、歌をうたひあげられたつけ。「
巖石
(
イソ
)
の
上
(
ウヘ
)
に生ふる
馬醉木
(
アシビ
)
を」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春も
闌
(
タ
)
け初めた頃だと知つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
かうつと——姉御が、墓の戸で哭き
喚
(
ワメ
)
いて、歌をうたひあげられたつけ。「
巖石
(
イソ
)
の
上
(
ウヘ
)
に生ふる
馬醉木
(
アシビ
)
を」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春も
闌
(
タ
)
け初めた頃だと知つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
闌
漢検1級
部首:⾨
17画
“闌”を含む語句
更闌
夜闌
春闌
闌干
闌更
星斗闌干
陳闌
奸闌繰
摩世闌
火闌降
鉤闌
闌秋
闌車
﨟闌