“其道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのみち90.0%
それ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其道そのみちに志すこと深きにつけておのがわざの足らざるを恨み、ここ日本美術国に生れながら今の世に飛騨ひだ工匠たくみなしとわせん事残念なり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかし着実な其道そのみちの人の批判ではたとひ一円にさがつても会社経営では四五割、個人経営では六七割の利益は確かだと云つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
其道それを一周しますとラサ府内に在るところのすべての仏およびのりの宝すなわち経蔵を廻った事になりますから、非常な功徳くどくを積んだという訳になるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
少し道中は困難でもありまた野獣が出て来て害を加えぬにも限りませんけれどもまあ大抵たいていそんな事はない。私は二度その道を通った事がある。其道それが危ないと思うならブータンの方に行くがよい。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)