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其道
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そのみち
ふりがな文庫
“
其道
(
そのみち
)” の例文
其道
(
そのみち
)
に志す
事
(
こと
)
深きにつけておのが
業
(
わざ
)
の足らざるを恨み、
爰
(
ここ
)
日本美術国に生れながら今の世に
飛騨
(
ひだ
)
の
工匠
(
たくみ
)
なしと
云
(
い
)
わせん事残念なり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
併
(
しか
)
し着実な
其道
(
そのみち
)
の人の批判では
仮
(
たと
)
ひ一円に
下
(
さが
)
つても会社経営では四五割、個人経営では六七割の利益は確かだと云つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「なに
中
(
なか
)
へ
立
(
た
)
つ
呉服屋
(
ごふくや
)
が
儲
(
まう
)
け
過
(
す
)
ぎてるのさ」と
宗助
(
そうすけ
)
は
其道
(
そのみち
)
に
明
(
あか
)
るい
樣
(
やう
)
な
事
(
こと
)
を、
此
(
この
)
一
反
(
たん
)
の
銘仙
(
めいせん
)
から
推斷
(
すゐだん
)
して
答
(
こた
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼者
(
かのもの
)
迷惑
(
めいわく
)
して、「つひに
獻立
(
こんだて
)
を
仕
(
つかまつ
)
りたる
覺
(
おぼ
)
えござなく、
其道
(
そのみち
)
は
聊
(
いさゝか
)
も
心得候
(
こゝろえさふら
)
はねば、
不調法
(
ぶてうはふ
)
に
候
(
さふらふ
)
、
此儀
(
このぎ
)
は
何卒
(
なにとぞ
)
餘人
(
よじん
)
に
御申下
(
おんまをしくだ
)
さるべし」と
困
(
こう
)
じたる
状
(
さま
)
なりけり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おとつさんは
刎橋
(
はねばし
)
の
番屋
(
ばんや
)
に
居
(
ゐ
)
るよと
習
(
なら
)
はずして
知
(
し
)
る
其道
(
そのみち
)
のかしこさ、
梯子
(
はしご
)
のりのまねびにアレ
忍
(
しの
)
びがへしを
折
(
おり
)
りましたと
訴
(
うつた
)
へのつべこべ、三
百
(
びやく
)
といふ
代言
(
だいげん
)
の
子
(
こ
)
もあるべし
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
「
不埓
(
ふらち
)
な
女
(
をんな
)
めツ」と
私
(
わたくし
)
は
唇
(
くちびる
)
を
噛
(
か
)
んだ、が、
悲哉
(
かなしや
)
、
私
(
わたくし
)
は
其道
(
そのみち
)
には
全
(
まつた
)
くの
無藝
(
むげい
)
の
太夫
(
たゆう
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それは
其道
(
そのみち
)
では敏腕の聞え高い博文館の本田という外交記者で、彼は殆ど春泥係りの様にして、春泥に原稿を書かせる仕事をやっていた時代があったし、彼はその上、外交記者丈けあって
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
これは
文化
(
ぶんか
)
の
進
(
すゝ
)
んだ
國
(
くに
)
としては
地震
(
ぢしん
)
に
見舞
(
みま
)
はれる
機會
(
きかい
)
の
多
(
おほ
)
いからにもよるのであるが、なほ
他
(
た
)
の
一因
(
いちいん
)
として
明治維新後
(
めいじいしんご
)
、わが
國
(
くに
)
の
文化開發事業
(
ぶんかかいはつじぎよう
)
の
補助者
(
ほじよしや
)
として
招聘
(
しようへい
)
した
歐米人
(
おうべいじん
)
が、
多
(
おほ
)
くは
其道
(
そのみち
)
に
於
(
おい
)
て
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
諦めてから
其道
(
そのみち
)
を行くときめ
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
あれ程
有
(
あり
)
し雪も大抵は
消
(
きえ
)
て
仕舞
(
しまい
)
ました、
此頃
(
このごろ
)
の天気の
快
(
よ
)
さ、旅路もさのみ苦しゅうはなし
其道
(
そのみち
)
勉強の
為
(
ため
)
に諸国
行脚
(
あんぎゃ
)
なさるゝ身で、今の時候にくすぶりて
計
(
ばか
)
り居らるるは損という者
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“其道”で始まる語句
其道理
其道爾
其道筋