“番屋”の読み方と例文
読み方割合
ばんや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「二、三丁先は新花町しんはなちょう番屋ばんやがある。お前さんは物盗りならお金をあげるから、この手を放しておくれ、痛いッ、放しておくれッてば」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おとつさんは刎橋はねばし番屋ばんやるよとならはずして其道そのみちのかしこさ、梯子はしごのりのまねびにアレしのびがへしをおりりましたとうつたへのつべこべ、三びやくといふ代言だいげんもあるべし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
上意とこゑかけたちまち召捕れしかば彦兵衞ハツと驚きしが偖は買付たる小間物は盜物ぬすみものなりしかと思ひ馬喰町の番屋ばんやへ上られ早々橋本町へ申遣しければ家主いへぬしはじめ長屋の者共駈付彼是の世話を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)