仇敵てき)” の例文
昨日の親友は今日の仇敵てきとなり、二人は互に露子の愛をかちえようとあせったが、結局恋の凱歌は八十助の方に揚がった。
火葬国風景 (新字新仮名) / 海野十三(著)
生命いのちを狙う仇敵てきとも知らず、この日頃からこの妾をまアどんなに可愛がるだろう」
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)