“あだがたき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仇敵86.7%
仇讐6.7%
讐敵6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「金吾はおめえと仇敵あだがたき、きゃつを生かしておくことは、身のあぶないばかりでなく、夜光の短刀をさがす上にもだれより邪魔になると思うが」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……しかし、そのT子の昔の情人は、二人とも二十年来の……否、宿命的の仇讐あだがたき同志であった。人情世界の怨敵おんてき、学界の怨敵同志であった。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
くふが如く五體の膏血かうけつしぼたくはへたる金が今思へば我が身の讐敵あだがたきとは云ものゝ親のつとめ村長役むらをさやくを勤なば親々が未來みらいの悦びと思込しが却て怨みを受るもとゐとなり無實の大なん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)