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肚胸
ふりがな文庫
“肚胸”の読み方と例文
読み方
割合
とむね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とむね
(逆引き)
卓一はその美しさに
肚胸
(
とむね
)
をつかれた思ひを起し、なぜか激しい感動に一瞬己れを
攫
(
さら
)
ひ去られてしまはなければならない気持に追はれるのだつた。
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
綾や絹は
愚
(
おろか
)
な事、珠玉とか
砂金
(
さきん
)
とか云う
金目
(
かねめ
)
の物が、
皮匣
(
かわご
)
に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず
肚胸
(
とむね
)
をついたそうでございます。
運
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私は
肚胸
(
とむね
)
を突いたんだ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
肚胸(とむね)の例文をもっと
(3作品)
見る
肚
漢検1級
部首:⾁
7画
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
“肚”で始まる語句
肚
肚裡
肚黒
肚立
肚芸
肚中
肚底
肚癒
肚皮
肚胆
“肚胸”のふりがなが多い著者
泉鏡花
芥川竜之介
坂口安吾